Tokyo School FAQ

 

フリースクールに関する基本的なご質問

 

Q1. フリースクールとは何ですか?
A. さまざまな理由で学校に通うことが難しい子どもたちが、自分のペースで安心して過ごせる「居場所」であり「学びの場」です。画一的な時間割や出席の強制はなく、一人ひとりの興味や関心を大切にした活動を行っています。

 

Q2. 学校に行けていなくても通えますか?

A. はい、もちろんです。YES東京校は「行けるときに行く」場所です。在籍校に登校できない状況でも安心して通うことができます。最初は週1回、短時間から始めるなど、ご家庭や本人の状況に合わせて柔軟に利用できます。

 

Q3. 在籍している学校の出席扱いになりますか?

A. 在籍している小中学校との連携により、YESでの活動を出席として認めてもらえる場合があります。多くの実績がございますので、まずは在籍校と当校にご相談ください。

 

Q4. どんな活動がありますか?

A.  アート、プログラミング、スポーツ、調理、自然の中での活動、日帰り遠足(デイキャンプ)のほか、多様な専門家を招いたワークショップなど、多彩な活動があります。お子さん自身の「好き」や「得意」を見つけ、伸ばす機会が豊富にあります。

Q5. 友達はできますか?
A. 少人数で家庭的な雰囲気なので、自然な形で他の子と交流が生まれやすい環境です。もちろん、無理に輪に入る必要はありません。一人でじっくり活動に集中したい気持ちも尊重します。

Q6. 見学や体験はできますか?
A. はい、随時受け付けております。ホームページのお問い合わせフォームからお気軽にお申し込みください。保護者の方とご一緒に見学・体験が可能です。

 

YESの学びと理念について

 

Q7. 学習はどのように進めますか? 学力に遅れが出ないか心配です。

A. ご心配には及びません。私たちは、お子さんの好奇心を起点とする学びこそが、結果的に本当の学力を大きく伸ばすと確信しています。

 

保護者の方がご心配される「学力の遅れ」は、多くの場合、学びが「やらされる苦行」になっている時に生まれます。私たちの役割は、まずその状態からお子さんを解放することです。

  • 学びの原動力は「知りたい!」という気持ち
  • 子ども自身の「知りたい」「やってみたい」という気持ちから始まる『プロジェクト学習』を中心に、学びへの純粋な喜びを取り戻します。
  • ゴールは「完成」ではなく「発見」
    私たちのプロジェクト学習は、何かを計画通りに完成させることをゴールにしません。大切なのは、その過程でお子さんが何を掴み、何を発見するかです。この試行錯誤を通じて、「自分で課題を見つけ、考え、学ぶ方法」そのものを体得していきます。
  • 「本当の学力」を育む
    受け身で知識を詰め込むのではなく、将来どんな環境でも自分の力で学び続けられる力こそが「本当の学力」です。遠回りに見えても、お子さんが学びの楽しさを知ることが、学力を伸ばす一番の近道だと私たちは考えています。

Q8. YESはギフテッド校ですか?
A. 私たちは「すべての子どもが、生まれながらの才能を持つ『ギフテッド』である」と考えています。その意味では「はい、YESはすべての子供たちのためのギフテッド校」です。

もし「ギフテッド校」が、IQや特定科目の成績が突出したお子さんだけを集めた場所を指すのであれば、私たちの考えとは異なります。

考えてみてください。赤ちゃんは誰に強制されるでもなく、周りの言葉を吸収し、わずか1、2年で話せるようになります。これは驚くべき天才性です。人の才能は、学校の教科書だけで測れるほど単純ではありません。大人顔負けの絵を描く子、ユニークな物語を作る子、人を笑顔にできる子。そのすべてが、誰にも真似できない素晴らしい「ギフト(才能)」です。

YESは、そうした一人ひとりの中に眠る多様な才能の芽を、誰かと比べることなく、安心してのびのびと育てていける場所です。

Q9. 中学受験や高校受験には有利ですか?
A. はい。私たちの探求型の学びは、付け焼き刃の受験テクニックを遥かに凌駕し、本質的な意味で受験に極めて有利に働くと確信しています。

の理由は、学びの「質」と「効率」が全く異なるからです。

「好奇心」が最強のエンジン

知識を無理やり詰め込む学習は苦痛で、応用が利かず、すぐに忘れてしまいます。一方、子どもが自らの「知りたい!」をエンジンにして学ぶ時、その吸収力、集中力、定着率は比較になりません。

「探求する力」が本当の強みになる

このプロセスで育まれた「自分で考え、探求する力」は、単に正解を暗記しているだけでは解けない、思考力や応用力を問う問題で圧倒的な強みを発揮します。結果として、それが入試における高得点にも直結するのです。

何よりも「心の回復」を最優先

ただし、この力が発揮される大前提は、お子さんの心が元気であることです。もし心が疲れ果て、好奇心を持つこと自体を拒否している場合は、まず心を回復させ、安心して探求の喜びを取り戻せる環境を整えることを最優先します。

 

YES東京校の具体的な情報

 

Q10. YESはどのような学校ですか?
A. YESは複数の拠点を持つ教育グループです。

 

YES横浜・小田原:日英バイリンガルのインターナショナルスクールです。

YES東京:主に学校に通うことが難しいお子さんのための「居場所」であり「探求的な学びの場」です。
横浜校は2016年、東京校は2018年、小田原校は2025年4月に開校しました。

Q11. なぜサイエンス作家がこのような学校を始めたのですか?
A. 創設者である竹内薫が、自身の経験と社会の変化を背景に始めたプロジェクトです。

きっかけ: 娘の誕生を機に、これからの時代の子育てと人材育成の重要性を痛感しました。

学校設立: 10年前、AI時代を見据えた探究型の学びの場が日本に少なかったため、日本語・英語・プログラミングを「未来の3つの言語」と位置づけた新しい学校を自ら作ることにしました。

不登校支援: 自身が帰国生として不登校を経験したことから、学校に馴染めない子どもたちのための「安心できる居場所」を作りたいという強い想いがあり、社会貢献として不登校プロジェクトを続けています。

Q12. どのような先生や生徒がいますか?
A. 生徒の多くは日本国籍です。スタッフは多様なバックグラウンドを持つ専門家集団です。

  • 在籍スタッフ:
    日本国籍の教員のほか、英語ネイティブの先生も在籍しています。博士号所持者2名、修士号所持者1名を含む、専門性の高い教員が子どもたちに寄り添います。
  • 多彩な外部講師:
    アート研究者、元サッカー選手、プロカメラマン、生け花師範、脳科学者、物理学者など、様々な分野のプロフェッショナルが子どもたちの好奇心を刺激します。
  • 特別講師(不定期開催):
    過去には獣医、学芸員、ゲームクリエイター、宇宙飛行士など、特別なゲストをお招きした講演やワークショップも開催しています。

Q13. 卒業生の進路を教えてください。
A. YESの卒業生は通常の中学・高校のほか、以下のような多様な学校に進学しています。

小学卒業生:N中等部、栄光学園、広尾学園中学校、明星学園中学校 など
中学卒業生:N高等学校、おおぞら高等学院 など

 

Q14. 利用料金について教えてください。
A. ご利用回数に応じて月額料金が設定されており、ご希望に合わせてコースを選択できます。月の途中での利用回数の追加も可能です。
※東京都在住の方は「東京都フリースクール等利用料助成金」をご利用いただけます。詳しくはお問い合わせください。

Q15. 保護者との連携はどのようになっていますか?
A. 保護者の皆様とのコミュニケーションを大切にしています。

  • 保護者会: 月1回または隔月で開催し、保護者同士の交流や、スタッフとの情報交換の場となっています。
  • 面談: 定期的な面談は設けていませんが、ご希望があれば随時対応いたします。こちらからお子さんの様子についてご相談させていただくこともございます。

 

オンラインゲームやSNSに対するYESの考え方



Q16. オンラインゲームは禁止すべきでしょうか?

A. 私たちはオンラインゲームを頭ごなしに禁止することはしません。むしろ、計画性や論理的思考、社会性などを育む上で、非常に学習効果が高い(通常の学びの10倍以上の効率を発揮することもあります)と考えており、基本的には肯定的なスタンスです。

ただし、ゲームとの付き合い方については、良い面と注意すべき面があるため、お子さんの様子を丁寧に見守る必要があります。

■ 私たちが注意深く見ている点

ゲームに夢中になるあまり、それ以外の世界への興味が薄れてしまうことがあります。特に心配なのは、お子さんがゲーム時間を捻出するために、学びや探求が「いかに早く終わらせるか」という作業になってしまうことです。
そうなると、少し時間がかかるけれど面白い挑戦を避けたり、学びを楽しんでいる「ふり」をしてしまったりと、本来の探求心を見失ってしまう危険があります。

■ YESでの関わり方

そこでYESでは、お子さんの状態を見極めながら、以下のように関わっています。

まず何よりも、お子さんがゲームと同じくらい、あるいはそれ以上に現実世界での学びに夢中になれるよう、全力でサポートします。
お子さんが自分の言葉でプロジェクトの面白さをイキイキと語れるなど、学びそのものへの探求心が育っている状態であれば、それはゲームと健全な付き合い方ができている証拠です。その場合は、ゲームを自由に楽しむことを尊重します。

もしバランスが崩れかけているサインが見られたら、一方的に禁止するのではなく、本人としっかり対話します。そして「なぜ今、学びとのバランスが大切なのか」を丁寧に伝え、本人が納得できる形で一緒にルールを考えていきます。

私たちの理想は、お子さんがゲームを現実から逃げるためのものではなく、「自分の世界や能力を広げるための一つのツール」として、主体的に付き合えるようになることです。

 

Q17. SNSは禁止すべきですか?

A. 私たちはSNSを一方的に禁止しません。むしろ、正しく使えば、これからの社会を生きる上で不可欠なコミュニケーション能力やマナーを学ぶ、絶好の「トレーニングの場」になると考えています。

SNSは、現実と同じ一つの「社会」です。現実社会のルールを学校で学ぶように、SNS社会のルールも実際に使いながら学んでいくことが重要です。

そこでYES東京校では、「YES Elegant」という公式のDiscordサーバー(LINEグループのようなもの)を運営しています。この場所には、以下の重要なルールがあります。

  1. 透明性の確保:
    保護者の皆様もスタッフも、いつでも自由に参加し、子どもたちのやり取りを見守ることができます。
  2. 子どもたちの自治:
    スタッフは基本的に介入せず、子どもたち自身でルールを作り、問題を解決していくプロセスを尊重します。もちろん、裏では管理役の生徒と連携し、子どもたちだけでの解決をサポートしています。

この「開かれた場所」があることで、子どもたちは何が相手を傷つけ、何が楽しいコミュニケーションなのかを、コミュニティ全体の目がある中で学んでいきます。

ただし、私たちはこの公式サーバー以外の、閉鎖的なSNSグループ(LINEなど)の利用は推奨していません。見えない場所でのやり取りは問題が起きやすく、また子どもがそこから逃げ出すのが難しい場合があるからです。もしご家庭の判断で利用される場合も、何かあったらすぐに逃げ出して大人に相談するよう、お子さんにお伝えいただきたいと思います。

 

私たちの目標はSNSを禁止することではなく、子どもたちがSNSを「自分の世界を広げるための便利な道具」として、賢く安全に使いこなせる力を育むことです。